ぎっくり腰・腰痛 西大泉 50歳代男性

 平成18年から月1回の施術で継続されているシステムエンジニアの方のお話です。

 今朝、荷物を持とうと左手を伸ばした瞬間に腰をズキッと痛めたらしく・・・bearing腰を反ると痛いらしく前かがみで来院。

 強い炎症がないみたいなので、まずは痛みのチェック!

 反ると痛い!左に倒すと右の骨盤あたりが痛い!右に倒すと左の骨盤あたりが痛い!
腰椎5番ー仙骨ー仙腸関節の周辺で痛みがでている。

 細かく検査すると、腰椎3番4番が左にズレて、腰椎5番が右にズレている。骨盤が開いて腰椎5番と仙骨が後ろにズレている。右の背中が固くなっていて右にたおす、右にひねる動作が小さい。
 左手を伸ばす動作で、背中にひねりと倒す動作が出来なくて、背骨の下である腰椎5番で左に傾けたみたい。

 まず、うつ伏せから施術開始。(痛めた症状への一番の注意は、ほぐす順番+姿勢の変化の出し方と力が入らなくなるほど筋肉をほぐさない事!)

 うつ伏せで骨盤の左右の関節を触ると痛い!腰椎5番も圧痛あり!なので、仙骨2番にブロックをはめてみると腰椎に張りを感じる。腰椎5番ラインに移すと腰全般がやはり楽になる。(これは、痛めたポイントが骨盤の関節と言うよりも、圧痛のある腰椎5番ー仙骨を含めた筋肉ではないどこかの組織を痛めた可能性が高い事を教えてくれている。)

 とりあえず、立ち姿勢で骨盤+腰椎からの反り姿勢を軸に近い状態で作りやすくする為に、痛めた原因となったであろう丸く反れない背中(胸椎~腰椎1番までにしておく)と肩甲骨まわりの固さを取る。
 立ってもらうと痛い動作が少し楽になっているが、まだ立ったり座ったりの動作で痛みが出る!次は座った姿勢で骨格を調整。
 
 座った状態で、右足左足と浮かせてもらうと左足を浮かせた時だけ右の骨盤に痛みが出る。これは左の股関節が曲げずらく、腰椎5番ー仙骨が右方向へ連動してサポートしなければ左の股関節を曲げれない事を意味している
 なので座位のまま骨盤調整。私独自の技術なので詳細は書けないが、矯正ポイントに手でコンタクトして左足を浮かせてもらう。痛みを感じずに左足を動かせているので、左足の動きを利用して矯正。
 立ち上がって痛みのチェック!更に弱くなっているので、今度はひねったり傾けたりできない胸椎+肋骨のズレをとるために座位で肋骨+椎骨+肩甲骨を矯正。立ち上がって反ってもらってもそれほど痛みが出ていないので、次は仰向けになってもらう。痛みなくできている、順調であるgood
 痛みのチェック!膝を伸ばした状態で右足左足と浮かしてもらう。右足を浮かすと腰椎4番あたりに痛み出る!左足を浮かしても痛みなし!
 実は腰椎3番4番5番とねじれとズレを作ったであろうもう一つの主犯格が大腰筋なのです!仰向けで腰椎骨盤にコンタクト(独自の技術なので詳細は・・・)して痛かった右足を浮かしてもらう。痛みが弱くなる!ので、まず左大腰筋3番4番を直接ほぐす。痛みのチェック!左足を浮かしても痛みなし!ここで左足を開く力を使ってもらう。痛みがでないので開く力を利用して矯正。右大腰筋5番を直接ほぐす。
 足を浮かしても立ち上がってもらっても痛みなし!

 あとはうつ伏せで気持ちよく疲れをほぐす。再度痛かった動きを再現してもらっても痛みなし。ここで、施術は終了。いつもは1か月先の予約なので、1週間だと疲労感的には強いコリはなく、施術効果が3~4週間はもっているのを実感。

 今日明日で痛みをぶり返さないための注意事項をしっかりと伝える。

 ここ2週間の間に3人ぎっくり腰の症状が出てきています。夏の疲れが出る頃なので、早めの健康管理をお勧めいたします!


       院長 石関