目の痛み・眼精疲労について

 今日は眼精疲労についてご説明いたします。昔から「太陽の下で本は読むな!」「横向き寝で本は読むな!」などと、言われてきたようなcoldsweats01
 これにはきちんとした理由があったみたいです!
 
 太陽の下で字を見る行為は、強い紫外線を紙で反射させて字をみるため、目の奥にある光を受け取るセンサー(黄斑部)を傷つけてしまうからです。これはLED懐中電灯の光を見るとわかります。目の奥がズキズキしてきます。目を閉じても光って見えるものが光を受け取るセンサー(黄斑部)が一時的に傷つけられて光って見えるそうです。瞬時に修復をするそうですが、山岳隊が使う何百メートル先まで届くようなLEDの光だと失明する危険もあるのだとか・・・。
 パソコンやスマホなどの液晶はバックライトにLEDを使っていて、そのブルーライトには有害な紫外線が含まれているらしく、疑似的な太陽を見つづける事になるのです。

 集中して前かがみに顔は下を向き、首を固定して首の付け根というか肩甲骨の間にある背骨が丸くなって凝り固まり、眼球の動きと音や光の過剰な刺激が中脳に大きなストレスを与えてしまいます。中脳の働きが過剰になりそれを抑制する橋・延髄網様体の抑制機能が低下するとバランスを失い、交感神経優位の悪循環になってしまいます。
 そうすると瞳孔を縮めようとする副交感神経も働きが負けてしまい、適切な瞳孔の状態に縮められなくなり、必要以上に光を目の奥に入れてしまうのです。眼球の動きや瞳孔を縮める動きは脳からでる副交感神経で動かしているので、同じ位置で目を固定して使うパソコンやスマホは交感神経を優位に使いすぎてしまうので、脳の内部の興奮だけでなく、痛みに過敏になったり筋肉が緊張して疲れやすくなったりしてしまうのです!
 
 また、ほおづえをついたりテーブルや肘掛けに手をおいて首を傾けてモニターを見続ける人も目の平行がズレた状態で物を見るので、右目と左目の高さが違う状態が基準になってしまうので、まっすぐ前を向くときに頭や首が傾いて慢性的なコリや首から頭に行く血液循環が悪くなり、結果として目や耳に悪い影響がでる可能性があるのです。
 
 目の奥が痛んだり目を動かすと痛む場合は、目が悪い可能性もあるので眼科で調べるのはもちろん重要な事ですが、目に異常が見つからない場合は、目をコントロールしている中脳と抑制をかける役割の橋・延髄網様体との機能のバランスが乱れる事による症状の可能性が高いと思われます。
 痛みを取る事は難しい事ですが、精いっぱい施術していきますので我慢せずにお問合せください。

しかし、頭痛にもつながる眼精疲労はつらいですbearing
ちなみに、黄斑部の成分はルテインで、ブルーベリーのアントシアニンではないのでご注意をhappy01


                   院長  石関