10月11日に右肩の痛みで来院された方が、今度は右足への強いシビレ感のつらさで来院されました。状況はあまり良くなく、普通に歩けるが鋭く痛い感じが右のお尻から足へ出ているとの事。用心の為、身体を左右に倒す動きをすると、左に倒すと右足への痛みが⇈。
仰向けで足を挙げてもらうと右足が40度~45度で⇈・・・。
腰に痛みは出てないものの、仙骨のねじれと腰の骨の5番が右で4番が左にズレていて、さらに右股関節が開かない固さと背中の緊張があり、首も若干左に向きづらさがあり、立位で上半身が右への傾きが出ているという心配してしまう状態・・・。
救いなのが普通に歩けている事。本格的に悪くなっていると歩くのも出来なくなる症状があるのですが、初めての痛みで過敏になっている可能性もありそうです。
何はともあれ、腰の骨の位置を急激に矯正して動かすとひどくなる可能性が高いので、腰の骨をずらしている側から調整。
まず、腰と股関節の関係ですが、股関節の動く角度によって腰骨・骨盤・仙骨は動く角度が変わるため、相手の動きを利用して連動させながら腰骨を矯正。
これだけで痛みが半分以下になり、あとは肩甲骨・首・腰骨に付いてる筋肉を細かく調整して、更に矯正する事でご本人のの感覚はなくなり、笑顔でお帰りになられました。
痛みの感覚は、個々人でかなりの違いがあるものです。
「どういう痛み方をしているのか」「どこで痛みが出ているのか」「なぜ痛みが出るような動き方をしているのか」を、施術する側がしっかりと把握して、そのための技術を使う事が重要だと、今回改めて感じました。
身体の悩みの参考になるような内容を、今後も配信していきたいと思います。
院長 石関